2011年2月19日土曜日

バイエルは使用しません

こんにちは。
まさに三寒四温といった毎日です。

今回は、ピアノ教室での使用教材に関してです。

使用教材は、向き不向きがございますので、
これだ、といったものはないのですが、
バイエル、この教本だけは使用しません。

理由は、大変効率が悪いからです。

現在は、学校の勉強、クラブ活動、そのほかの習い事、など、
大変お子様が忙しいです。
効率よくピアノが学べるよう、
十分に配慮しております。

他の教室からお切り替えいただいた方から、
よく、効率の良さお褒めいただきます。
ありがとうございます。

確かに、バイエルには、バイエルの良さもございます。
また、それ故の、デメリットもございます。
欧米では、バイエルは全くといっていいほど、使用されていません。

また、メトードローズ、こちらも使用しません。

理由は、ト音記号、ヘ音記号、同時に学ばせないからです。

ト音記号、ヘ音記号、簡単に申し上げますと、
ドの表記が異なります。
メトードローズは、はじめト音記号だけで、両手を学ばせ、
突然、ヘ音記号が出てきます。
ここで、お子様には、ドの表記が変わり、混乱が起こります。

当教室では、ト音記号、ヘ音記号、同時に学んでいきます。
真ん中のドを基準に、それぞれ、広げていくよう学んでいきます。

新しい教材は、どんどん出版されています。
当教室では、簡単に申し上げますと、
入門期の2大教材、バイエル、または、メトードローズ、使用しておりませんが、
新しい教材のメリットを十二分に取り入れております。

子供時代って、新しいことをどんどん吸収できる時です。
バイエルを全曲練習したって、バイエルが上手になるだけです。
バイエルで、似たり寄ったりのことを、しつこく学ぶより、
どんどん、新しいことを吸収していって欲しいです。
バロック期楽曲から現代期楽曲まで、完成度は8割でいいので、
完成度よりも、いろいろな数多くの楽曲に挑戦していって欲しい、
そのように考えております。
本物の作曲家の曲をたった1曲弾いたとしても、
その方が音楽性もずっとずっと豊かになります。
その中から、必ず、見出します。


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