2015年3月31日火曜日

コンサート鑑賞

読売日本交響楽団
第155回東京芸術劇場マチネシリーズ

指 揮:ユーリ・テミルカーノフ
ピアノ:河村尚子

日 時:平成25年5月12日日曜日 午後2時開演
場 所:東京芸術劇場

ラフマニノフ
ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調

チャイコフスキー
交響曲 第6番 ロ短調 「悲愴」



上記コンサート、聴いてきました。

前半、ラフマニノフの2番ですが、
近年人気のあるピアニスト河村による演奏でした。

3階席だったからかな?
正直、ピアノがオーケストラに負けていました。
音量もですが、
気迫というか何というか、
楽しみにしていたのにな。

休憩をはさみ、後半、
チャイコフスキーの悲愴です。

悲愴は、チャイコフスキー最後の交響曲です。
チャイコフスキーはこの悲愴の初演9日後、
急死します。

悲愴という副題から、
暗い楽曲かといえば、
そうでもありません。

第3楽章は、印象的です。
行進曲がだんだん現れ、
力強く高揚してこの楽章は終わります。

小学生の頃、
初めてこの楽曲を聴いたときは、
悲愴から暗い感じを想像していただけに、
大変驚いたことを憶えています。

久しぶりに生での演奏と聴き、
チャイコフスキーの作曲家としての人生に、
思い耽けました。

ロシアの作曲家の多くは、
貴族だったり(ラフマニノフとか)、
大地主だったり(ムソルグスキーとか)、
裕福な人が多いのですが、
チャイコフスキーは庶民の出です。

ロシアは、
ヨーロッパでは最も東に位置し、
辺境の地の扱いでしたが、
チャイコフスキーによって、
交響曲第4番によって、
ロシアの音楽がヨーロッパでも認められます。

そんな作曲家最期の作品「悲愴」、
ベートーベンの第九にしても、
最後の交響曲というものは、
作曲家の歩んだ人生を感じられるのもですね。


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